師走に入り、金生祭典委員(氏子)の召集がかかった。三吉神社初詣に備え、下の鳥居のつけかえ用の注連縄で制作である。これは伝承技術であるから、みんなで覚えておくようにと大将ヨシエイさん。
注連縄の真ん中を包む藁は紐22本を束ねて作ってあった。それから藁打ち、藁はもち米の長い穂を使う。打ち終わったら一羽を半分に分けて、重ねて先程の束ねた藁の皮に包む3本。各々紐で左右結ぶ。そして片方から捩って、注連縄にしていく。
まず、使う束は2本。藁は時計廻りに捩り、2つの束は逆時計廻りに編み込んでいく。途中、藁を次々足して、段々に細くしながら仕上げていく。片方で約1間程度。そこまで行ったら、3本目の束を2本を編み込んてある束に足して編み上げていく。これで片方が終了。
もう片方も同じように仕上げていく。これで完成。他に神社の氏子の人にも聞かれた。注連縄のつくり方を。
かつては、冬場の藁仕事は、薄暗いく広い土間で行われていた。蓑、草鞋、全て手前で作っていたはずだ。こうした手仕事も今習いこんでおかないと、教えられる人がいなくなる。
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