南陽市小滝街道から逸れた横道を走る車から、商店の袖にそれがあった。大村昆と巨人の星。言わずと知れた大塚製薬の販促用のホーロー看板だ。もうひとつは、山形市霞城公園の北門の手前の商店跡で数か月前に見つけたもの。解りにくいが黄金バットと大村昆。ここでは紹介できないが、もう一つはアタックナンバーワンと大昆昆。これらがオロナミンCのホーロー看板の三部作だ。大村昆の眼鏡のずれ方。ドリンクのキャップが、スクリュー式からプルトップに変わる。マニアの中では貴重な逸品たちだ。私が小学生から中学に上がった頃、昭和40年前後に活躍したのヒーロー、ヒロインたちがこれらのホーロー看板が描かれている。勿論、これらを貴重を思い目にとめるようになったのは、二十四、五年前。その頃はまだ、ヒーローたちは錆びついていなかった。個人商店も未だ元気だったのかもしれない。どんな運命にたどろうと、僕らは忘れない。そして、スライド用フィルムに残る元気なヒーローたちを、友のノグチさんのコレクションの中から何れかの機会に紹介したいと思っております。
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