ここ数年増改築が多い。
子供センター、貸し別荘、高齢者サロン、住宅離れ、住宅etc、時間も予算も限られる。その中でどうやって折り合いをつけるかに集約される。そこで何を目論み、何を成し得たかを簡単に触れたい。
昭和40年中盤、昭和50年初頭、昭和末期これが大よそ、関わった既存建物の建設年代である。
住宅の標準仕様の牽引役であった住宅金融公庫において漸く昭和50年に断熱材らしき仕様がでてくるくらいで、それも不明瞭である。
経験値でいうと、昭和40年代建物には現在のような断熱材は入っていない。昭和50年代初頭の建物にも50mm程度のロックウールが天井に敷いているだけであとは無い。昭和40年代の建物の基礎においては、鉄筋がキチンを入っているのかも怪しい。(おそらく入っていないほうが多いであろう。)アルミサッシは昭和40年代頃から普及もし始める。これらを効率よく解決するのが第一義と思われた。
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