8月、猛暑もさることながら降雨量38㎜と例年にない少なさに今年のキノコ狩りはあきらめていた。しかし、9月後半に漸く雨の日が続き、気温も20度を下がり満をじして、いつものメンバーで山へ出かけた。入れる山は数少ない。いつもの山へいつものメンバーで入り始めて約20年。未だに山はわからない。ケンちゃんの後を追いかけ僕らは進む。
「キノコ狩りと路上観察は似ている。見る目がないと見つからない。」学会の松田哲夫さんが、以前助手席で言った名言である。ましてマツタケは土の色合いとも似ているし、誰もが入れる山では、頭を出して大きくなったら先に入った者たちに採られてしまう。土が盛り上がったくらいでも見つけてしまう、この道40年のケンちゃんが、さっそく、親指ほど見えるか見えないかの状態で、まず1コ見つけた。これで皆イメージができた。マツタケモードになった。今年は出ないわけではない。ただ未だ早い。あと3、4日で丁度だろうと言う。列をなしたり別れたり以前採った場所の記憶を手掛かりに彷徨う。傘の開いたのを遠目で見つけ私がゲット。コマッチャンがシメジの出始めを数本、列でゲット。その後、私、岩場の周辺の岩の上で小指程を見つけ、その上に3本列をなしてるのを見つける。次いつ来れるかわからないのでとりあえず収める。最後にその岩の上の方でケンチャン ゲット。何処にもにも出そうで限られているのがマツタケ。昨年は急に気温が下がりだし、例年になく不作、0本。1昨年は30年ぶりの豊作で通常の4倍は出た。山持ちのおじさんは200本採ったそうな。その方が毎日山に入っても昨年は2本というのだから、山は解らない。マツタケを採った充実感は他とは違う。シメジはシメジで塊りをなして在るダイナミックさはあるが、家族の反応が違う。
さて、今年第1回目の収穫は計10本。大きさは別にして上々だを言われ一安心。3人でシェアして無事体育の日の3時間のリクリェーションを終えた。
その夜、マツタケご飯用にさばき、他の具と一緒にダシ汁に入れジャーに仕込んだ。
未だ時期早々のシメジを、次回別の山にてゲットしたい。
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