初詣 最後の訪問者

大晦日の午前に鳥居の注連縄を飾り、振舞い小屋のシート掛けと下の本殿の囲いを終え、再び夜9時に集合し、かがり火をおこして初詣の参拝者を待った。漸く2013年の年が明けた。午前0時を過ぎると列を成して初詣客が群れ始め、0時半を過ぎるとまばらになり、1時を過ぎるとピタッと人出が止まる。10時半にここを通過し山頂の神社に登って降りてきたサトシくんが1時前には戻り、振舞い小屋で甘酒とコンニャクを横目にたっぷりとお神酒を飲んでいた。お参りに来られる顔ぶれも時間帯の例年ほぼ決まっている。そして2時過ぎの来訪者を境に人出はすっかり居なくなり、私たちは朝方の来訪者を待った。午前6時40分過ぎ、タクシーが停まり最後のお参りの一段がやってきた。小さい子供を引き連れた5人組が。私たちはこれを待っていた。南陽市沖郷から電車に乗り上山駅で降り、タクシーでここまで乗りつける最後の参拝者をいつものように出迎えた。残り火になったかがり火を囲み、今年最後になった総代のヨシエイさんが声を詰まらせて会話してた。以前はこの家族のおばあさんが、やはりタクシーでやってきてたが、その下の代に受け継がれたようだ。小さな子も一人増えていた。こうして縁を大事にしながら人々を迎える我が氏子の気持ちが好きだ。
片づけを終え、西山を見ると点描でおいたように雪を被っていた。丸い月はずっと空にあった。
ここに来られた方々も、未だ不安を抱え新たな年を迎えた遠方の各地の人たちにも平等に希望の持てる春が訪れることを願ってやまない。



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