北前狛犬と城内階段(上山路上観察物件2)

江戸時代、京の文化は北前船が最上川を伝い県内にやってきた。酒田市内には幾つも見られる尻を上げ威嚇する格好の狛犬が内陸にはいるとめっきり少なくなる。その形の狛犬を私たちは北前狛犬と呼んでいる。県内を南進して天童で見かけたのが最後で、この地上山で遭遇するとのは思ってなかった。ここ十日町湯の上観音の境内で一方だけ存在する。おそらく江戸時代のものだろう。

路上観察の大名品に四谷階段がある。東京四谷に登って降りるだけの外部階段がある。通常、階段の先にはその目的の為の入口等があったはずだったが、何かの事情ですでにない。その階段は登って降りるだけの無用の階段になってしまった。路上観察の大御所たちはその階段を四谷怪談ならぬ四谷階段と銘打った衝撃的な事件であった。(詳しくは、路上観察学会編 路上観察学入門で解説)

ここに写る壁から道路に飛び出たコンクリート製ステップは明らかに勝手口の出入り用のものであった。しかし、すでに入口の位置とはずれてその用を足さなくなった。無用のステップ(階段)になってしまった。が、このステップは道を歩き疲れた人々が腰を降ろし休むことができる優しいベンチになる。元城之内地区にちなんで城内階段と銘打ってカメラに収めた。



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