朝から降りやまぬ雪を背に、5月3日の三吉山神社のお祭りに飾る注連縄を再び作り、三吉山頂上に雪囲いを外しに行く。不思議な光景に出合った。山頂手前の岩肌が露出した部分があり、岩海と説明されている(地元ではゴロと呼んでいる)その中を越えて行かないと頂上に辿りつかない。その一部リートにだけ雪が積もらない。降り続く雪もその部分だけ溶けていく。地温が高いという事なのか。氏子の誰かがいった。「蔵王は爆発すんだべか?」「するんだったら、蔵王より富士山のほうが先だべ」
蔵王山系にあるこの山とゴロは、蔵王が爆発した時に飛んできたとか、元々この斜面が岩場だったとか諸説はあるが、大岡山(通称サンキチヤマ)で出会った積もらぬ雪のルートの謎は解らずじまいだった。
ちなみに、ここ三吉山の登頂コースは上山市が奨めるクアオルトのコースになっており、僕らは久々の登頂に息を切らして登りつめた。
先日の「まち塾」の講演で、新関さんが「さんきちやま」の呼び名は、かの歌人斎藤茂吉が「さんきちやま」と詠んだからその呼ばれる市民権と得たのであって秋田三吉神社(みよしじんじゃ)の流れできているのだから、「みよしやま」なんじゃないかと言っていたが、「さんきちやま」の強い響きがこの山にあっている。
コメントを残す